イスムの新造型「孔雀明王」がやっと昨日発表となりました。
思い起こせば昨年の冬、エイ出版社さんからお話をいただいたのがそもそもの始まりでした。
編集長から「いい仏像あるよ〜ぜひ作ってよ」とお声がけいただき。
所蔵される正暦寺さまに企画を承諾していただき。
原型制作を木彫作家さんに依頼。
木彫で原型を作るのはイスムとしても初めての挑戦。
いろいろな調整をしているうちにあっという間に5ヶ月もの月日が流れてしまったのでした。。
↑原型ができあがるまで
その後樹脂に置き換えたものをベースに宝冠などの真鍮製のパーツを制作。
サイズがなかなか合わずこれも苦労しました(T T)
何しろ細かい小さなパーツなので、0.1mm単位で試作を繰り返した賜物です。
今回はエイ出版社さんのムック本『日本の美仏』との共同企画だったため、スケジュールの遅れが許されないという、いつもとは違った緊迫感もあり、しんどい場面も多々ありました。
が、いよいよあがってきたサンプルはとても美しく立派なもので、「あー作ってよかった」以外はしばらく言葉が出ませんでした。
こちらが最終製品の画像。
孔雀に限らず獅子や象など、動物に乗った仏像は多く人気も高いのですが、イスムとしてそのような像を制作するのは初めてのことで、梱包なども色いろと工夫が必要なところでした。
こうしてやっと皆さまにご覧いただけるところまでこぎつけられ、ひとまずほっと一息といったところです。
現在、イスムの直営店(表参道/谷中)で実物をご覧いただくことができますので、ぜひ見に来てくださいね!