イスムで唯一”人間”の像 空也上人

百貨店などの店頭でイスムを並べていると、通りがかった誰もが「おっ」と言って足を止めるのがTanaCOCORO[掌]の空也上人像です。

仏像好きな方でなくとも、口から出てくる6体の小さな阿弥陀像が印象に残るのでしょう。

 

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個人的にも大好きな像で、商品会議などをすべてスキップして独断で開発した製品なのですが、おかげ様で今も販売終了せずにラインナップに残っています。

みんな大好き空也さん!

 

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こちらは一時期ずっとイスムのイメージビジュアルとして使用していた写真です。

空也さんのオフショットといった風情があり、色々な角度から仏像を眺められるイスムだからこそ楽しめるカットだと思っています。

 

空也上人は実在の僧侶を像にしたものです。

「市の聖」と呼ばれて民衆を救ったヒーローというイメージの強い空也上人ですが、皇胤説があったり、貴族と繋がりを持って組織的な活動をしたりもしていました。

 

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空也上人が持つ杖には鹿の角が付けられています。

鞍馬山で日々空也上人を慰めていた鹿がいましたが、ある時平定盛がこれを討ってしまいます。

空也上人は定盛を諫めこの鹿の角と皮を生涯にわたって大切にしたと言います。

行きとし生けるものすべてに愛情を注いだ空也エピソードで、それが立体物にもきちんと表されているんですね。

 

また、病の女を養生し、回復した女の願いを聞いて交接したが女は狐であった、というエピソードもあります。

これは衆生の煩悩にも慈悲の心で応えようとした空也上人の菩薩心を示したお話です。

 

 

TanaCOCORO[掌] 空也上人