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インテリア仏像のイスムの製品情報をお届けします。

「TanaCOCORO[掌] 普賢菩薩騎象像」を諏訪大社へ正式奉納しました

イスムでは、2022年秋開催の「諏訪神仏プロジェクト」を記念し、長野県 佛法紹隆寺様が所蔵する神仏習合の象徴「普賢菩薩騎象像」を製品化いたしました。

 

佛法紹隆寺様で「諏訪大明神御本地普賢菩薩像」として大切にされているように、明治元年まで諏訪大明神本地仏として諏訪上社神宮寺に祀られていたという由緒ある像です。

 

佛法紹隆寺 普賢堂に祀られる諏訪大明神御本地普賢菩薩

 

この度、佛法紹隆寺様のご協力により「TanaCOCORO[掌] 普賢菩薩騎象像」を諏訪大社様へ奉納することが叶いました。

 

諏訪大社は、日本最古の神社のひとつで、全国に一万以上もある諏訪神社の総本社。
諏訪湖の南北に二社四宮を構え、上社本宮では御山をご神体として拝しています。
*上の画像は2022年9月30日奉告祭のもの

 

訪れたのは日本列島を寒波が襲った2023年1月下旬。
この日、最高気温がマイナス3度という諏訪の地はキンと張り詰めた空気に覆われ、身も心も引き締まります。

 

お手水で身を清めた後、重文指定の諏訪大社上社本宮幣殿での正式参拝を経て、「TanaCOCORO[掌] 普賢菩薩騎象像」を奉納しました。

 

奉納後、記念の写真を撮影させていただきました。
諏訪大社宮司 北島様(中央)、佛法紹隆寺住職 岩崎様(右)、弊社代表 森田(左)

北島宮司には、こういった物を通じて諏訪のことをたくさんの方に知っていただけるのは良いことですね、というお言葉を頂戴しました。

 

奉納された「TanaCOCORO[掌] 普賢菩薩騎象像」は、上社参集殿の普賢堂模型とともに展示される予定です。
格式高い神社の境内にイスムの仏像が置かれるという、大変な栄誉を頂戴しました。

 

奉納に際し、諏訪大社様から佛法紹隆寺様へ「南無諏訪南宮法性上下大明神」と揮毫された御柱の御用材が授与されました。
この文言は、戦国武将 武田信玄がかの有名な「風林火山」とともに軍旗に掲げていたもので、本地普賢菩薩をはじめとする諏訪大明神に帰依をする意を表しています。


佛法紹隆寺様では、この賜り物を普賢菩薩像の前に設置されています(画像上)。
参拝の際にはぜひこちらもあわせてご覧ください。

 

諏訪大社様への奉納に先だつ2022年12月、「TanaCOCORO[掌] 普賢菩薩騎象像」の売上の一部を、佛法紹隆寺様に寄進いたしました。
こちらは、北斗七星を本尊に星座が描かれる「星供曼荼羅(ほしくまんだら)」の修復費用に充てられます。

 

諏訪大社と仏像の関係について、詳しくはコチラ