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「諏訪神仏プロジェクト」奉告祭に伺いました!

2022年9月30日、爽やかな秋晴れのなか、諏訪大社上社本宮で「諏訪神仏プロジェクト」の開催を神前に報告する奉告祭が開催されました。

 

 

明治元年、仏教と神道を切り離す神仏判然令が出されたことによって、神と仏は別々の道を歩むこととなりました。
今回の諏訪神仏プロジェクトは神道と仏教が共存したかつての信仰の様子を振り返るもので、150年ぶりに神と仏が再会します。
この日の奉告祭はまさにプロジェクトの目玉とも言えるイベントで、諏訪大明神の神前で僧侶たちが特別な経を読むというもの。
まさに「神仏習合」を体現する、ここでしか見られない光景です。

 


当日の朝、諏訪上社の前に列を成したのは、およそ70人の僧侶たち。
正装に身を包んだたくさんのお坊さん、というだけでもありがたい光景なのに、その彼らが諏訪上社の鳥居をくぐるのです。
否が応でも興奮が高まります…!

 


ほぼ白一色のすっきりとした装いの神職と、きらびやかで色とりどりの出で立ちの僧侶。

 


神職による祝詞の後、20人ほどの僧侶が拝殿に上がり、諏訪大明神に捧げる「諏訪講之式」という経を読み上げます。
これは「TanaCOCORO[掌] 不動明王立像」でもお馴染みの仏法紹隆寺のご住職が、古文書を紐解いて復元したもの
地域の神々や自然などを讃えたものです。
歌のような大きな節回しがあるのが特徴で、これは高野山に伝わるものをベースに声明の専門家に師事しながら作り上げたもの。
全部で6部あるところ、3年かかってやっと上社の神さまについて述べた部分が完成したとのこと…。
いかに骨の折れる作業なのかが伝わりますね。

 


佛法紹隆寺の岩崎住職を筆頭に軽快に読まれる経が、太鼓のリズムに乗って諏訪上社の境内に響き渡ります。

 


150年以上も執り行われなかったと思われる神前での読経。
文化的にも宗教的にも大変貴重なこのイベント、これからもぜひ継続的に開催していただきたいですね!

 

 

【新製品】

かつて諏訪大明神本地仏として諏訪上社神宮寺に祀られていた「普賢菩薩騎象像」を、現在の所蔵元である佛法紹隆寺様公認のもと製品化。

コレクションしやすい手のひらサイズの「TanaCOCORO[掌]」シリーズにて発売いたします。

 

TanaCOCORO[掌] 普賢菩薩騎象像

価格:37,400円(税込)

限定数:300体

発売日:2022年12月21日(水)

*CLUBイスムポイント2倍の先行予約は、12月13日(火)11時より受付開始

 

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