2011年11月に開催したフォトコンテストの最優秀賞の方から賞品のお写真とコメントをいただきました。
受賞者 十文字隼人様のコメント
「このたびは、うれしい賞をいただきありがとうございました。
昨年の震災と原発事故は私たちはいかに生きていくべきかという大きな
課題を投げかけました。
それぞれが心の拠り所をどこかに持ち得なくてはなりません。それは「モノ」や「希望」などであってもよいのでしょうが、ささやかな日々の暮らしの節々でもよいわけです。
小さな「仏像」は寺のそれとは幾分違い、個々の信仰というものに直接
関わってこないこともありますが、今という時間をゆっくり確かめるためには、私たちの「身の丈」にふさわしい「世界」かと思います。
年末「十一面観音像」をいただくことになった日は、母の一周忌に重な
り、不思議な縁を感じています。」
フォトコンテストでイＳム賞を受賞された作品は、構図の奥に奥様と思しき方がくつろいでいらっしゃり、まさに「イＳムのある家庭生活」といった趣でした。
今回いただいたお写真も、お二人の間に置かれた十一面観音像がやさしく夜のひとときを彩っているようです。
ご家族を思う気持ちに、ぴったりと仏像が寄り添う素敵なお写真をどうもありがとうございます。
※イＳムフォトコンテストの受賞作品はこちらをご覧ください。
