isumu blog

インテリア仏像のイスムの製品情報をお届けします。

天ちゃんの谷根千散歩 その19「箱義桐箱店」

イスム谷中店在住の天燈鬼くんの谷根千めぐり
今回は大切な物を守ってくれる、あの専門店へ


こんにちは ぼく天燈鬼
近頃すっかり涼しくなって、お散歩には絶好の秋日和だねえ
さーて、お出かけしようかなあ


イスムスタッフ「天ちゃん、もしかしてお出かけする?」

天燈鬼(以下:天)「うん、これからお散歩に行くつもり」

イスムスタッフ「じゃあ、お買い物お願いしたいなあ」

天「いいよ、なになに?」

イスムスタッフ「このお店に行って、絵ハガキを買ってきてくれるかな?」

天「『箱義桐箱店』桐箱屋さん?ここに絵ハガキが売っているの?面白そう。早速行ってきまーす」

イスムスタッフ「行ってらっしゃーい、よろしく〜」



三崎坂を少し上って…この辺りかな?
絵が描いてある板がある。これはもしかして絵ハガキかな



やっぱりここだ
『箱義桐箱店』到着!
まずは階段を降りて…



天「こんにちは お邪魔しまーす。わあ、桐の良い香♪」

店員さん「こんにちは、いらっしゃいませ」



色んな箱がいっぱい。箪笥もあるんだ



やや、これは千両箱!本物を初めて見た!これも桐だったんだ



天「こっちの箱は絵が描いてある。あれ?少し立体的?」

店員さん「それは木目込の箱なので、柄の部分は錦や縮緬の布を貼り込んであるのですよ」

天「豪華ですね。きっと素敵な宝物を入れるんだろうなあ」



天「こっちは馬の絵だ。なんだろう、干支かな?」

店員さん「そちちらは縁起物で宝くじなんかを入れておくと良いですよ。
くじが当たりくじに『馬蹴る=化ける』というシャレですね」

天「えー、それは楽しいですね。当選日に箱を開けるまでウキウキしますね」



天「この紐は見覚えがあります。ぼくのお店の仏像さんの箱にも結ぶことがあります」

店員さん「真田紐ですね。そちらは紐付きの箱なので、下に紐を通す為の穴が開いています。紐は十種類から選んでいただけますよ」

天「紐で結ぶと、またぐっと趣が増して素敵ですね」



こんなに少しずつ違う大きさや種類があるなんて知らなかったなあ
そういえば、大切なものはみんな桐箱に入っているよね
通気性が良いとか、防虫効果があることは何となく知っていたけど、
昔から使われていたからこそ、これだけ種類があるのだなあ



天「そうだ、ぼくお買い物を頼まれていたんだった。絵ハガキをいただきます。これは彫ってあるのですか?」

店員さん「焼いて絵付けをしているのですよ。絵柄はどれにしますか?浮世絵とか小紋柄とか猫の絵柄がありますが」

天「あ、絵柄を聞いておくの忘れてた…でも、入り口にあった『やなか』が猫になっている柄が面白くて好みだと思うので、そちらをお願いします」

店員さん「ありがとうございます。ご用意いたしますね」


店員さん「お待たせしました。こちらです」

天「ありがとうございます。こんなに沢山の種類があると、色々箱に入れたくなってしまいますね。贈り物や大切にしまっておきたいものが見つかった時は是非、よろしくおねがいします」

店員さん「ありがとうございます。またお待ちしています」






箱義桐箱店 谷中店(はこよしきりばこてん やなかてん) 
〒110-0001 
東京都台東区谷中3-1-5
TEL 03-5832-9811
FAX 03-5832-9833
営業時間 10:30〜19:00
木曜日定休
創業明治元年。東上野に本店がある歴史のある桐箱専門店です。桐箱、桐たんすの他には
桐製の雑貨、桐箱が似合う陶器、グラス、錫製品、などを販売されています。箱に入れたい物に合わせてオーダーも可能です。桐の良い香に包まれながら、沢山の箱を眺めるていると、昔から大切なものを守る為に受け継がれてきたのだなあと、ゆったり感慨深い気持ちになります。工芸品の展示会やワークショップもされています。
現在開催中:『加賀てまり 加賀ゆびぬき展』2016年9月24日(土)〜10月31日(月)
<HP> http://hakoyoshi.com/
<blog> http://ameblo.jp/8544yanaka/