isumu blog

インテリア仏像のイスムの製品情報をお届けします。

天ちゃんの谷根千散歩 その15「TSUGIKI」

イスム谷中店在住の天燈鬼くんの谷根千めぐり
今回はイスムでもおなじみの、あの伝統工芸品も扱うお店へ





こんにちは ぼく天燈鬼
日差しが強くなって、すっかり夏だねえ
でも、暑さに負けずにお散歩お散歩♪




おや、早速気になる看板発見!
『TSUGIKI』つぎきって読むのかな?
Toyamaは富山県の事かな?行ってみよう
路地を入って…




あ、ここだな。古民具にアウトドアなリュック
なんか、かっこいい雰囲気だ



天燈鬼(以下:天)「こんにちは おじゃましまーす」
番頭の佐藤さん「いらっしゃいませー」



中も古民家風だ。ランプシェードも素敵だなあ
空色ってめずらしい、きれいな色



天「同じ色で食器もあるんだ。素材は金属ですか?」

佐藤さん「富山県高岡銅器で、『モメンタルファクトリーOrii』という工房のものです。
伝統的な銅器を着色する技術があって、その空色はOriiさんオリジナルの色なんですよ」

天「高岡といえば、昔から鋳物の生産がさかんな所ですよね。ぼくのお店の『イスム谷中店』にも高岡銅器の仏像があります」

佐藤さん「Oriさんも元々仏像や彫像などの着色をされていて、そういった技術を生かしてインテリア用品や雑貨も作られているんですよ」

天「そうなのですね。ちょっと親近感が湧いてきました」





天「これはお皿かな?うわあ、へにょって曲がった!やわらかい!」

佐藤さん「そちらも高岡のもので曲げて自由に形を変えられる錫のお皿です」

天「本当に柔らかいですね。伸ばすとちゃんと戻るのですね」

佐藤さん「職人さんが錫の板を繰り返し叩いて紙みたいな薄さにしています。
叩くことで曲げ伸ばしにも耐えられる強さになるんですよ」

天「だから『すずがみ』という名前なのですね。載せるものによって形を変えられるなんて楽しいなあ」




天「市松模様の箱は和紙かな?白と紺で粋ですね」

佐藤さん「五箇山という合掌造りで有名な土地で作られています。ハガキと名刺のサイズと、小さいキューブボックスはアクセサリーとかギフトを入れるのに良いですよ」

天「こんなかっこいい箱でプレゼントされたらうれしいなあ。どれも伝統工芸で新しい試みをされていてステキですね。
なぜ富山のものが多いのですか?」

佐藤さん「うちの社長(木原彰夫さん)がアウトドアブランドの会社働いていたのですが、
そこから独立してオリジナルブランドのショップを作る時に、地元の富山の創生イベントに関わった時に縁ができた物も置こう、という事になりまして」



天「オリジナルブランドのものって、このTシャツですか?
ポッケにスナップがあったり、ステッチがあるのってめずらしいですね」

佐藤さん「ポッケ付きがこだわりです。ブランド名も『SUGERGRIDER』といってフクロモモンガの事なんですよ。
ステッチはオリオン座です」

天「ポッケには宝物ですね。このTシャツを着て夏の夜空を眺めたいなあ」



天「あれ、これはラムネって書いてあるけど、落雁みたいだ」

佐藤さん「それは高岡の老舗の和菓子屋さんが和菓子の木型で作っているラムネです。
形や味もいろいろあって楽しいですよ」

天「えーっと、『花尽くし』は四季のお花の形でいちご味、『御車山』は弓矢に釣鐘に太鼓…山車に関するものかな?
面白そう。ぼく、こちらをいただきます」

佐藤さん「ありがとうございます」



天「今日はどうもありがとうございました。丁寧に作られたものばかりで、宝探しをしているみたいでとても楽しかったです。
富山にも行ってみたくなりました。またぜひ伺います!」

佐藤さん「はい、またお待ちしています」






TSUGIKI (つぎき)
〒113-0022
東京都文京区千駄木2-7-13-1F
TEL 03-5832-9313
FAX 03-5832-9317
11:00〜19:00
定休日 火曜日
富山の工芸品とアウトドア用品、蔵出しの骨董品を販売されています。古民家風の内装に並んだこだわりの商品はどれも「お家にあったら素敵だなあ、これは誰にプレゼントしようかなあ」と思ってしまうものばかりです。高岡ラムネは見た目は完全に落雁で、口どけはしゅわっとして、とても上品で美味しかったです。Instagramで店舗情報も更新されています。
<HP>http://www.tsugiki.tokyo
Instagramhttps://www.instagram.com/tsugiki_tokyo/