イスム谷中店在住の天燈鬼くん。
今回は谷根千を飛び出して、ちょっと不思議なあの場所へ…
こんにちは、ぼく天燈鬼。
今日は谷中店で不思議なモノを見つけたのだけど、これは卒塔婆?
すごく小さいけど…
おねえさん、これなに?
イスムスタッフ「卒塔婆マドラーだよ。『坊主バー』っていうお店のオリジナル」
天燈鬼(以下:天)「坊主バー?お坊さんがいるの?」
イスムスタッフ「そうなの。お坊さんとお話ししながらお酒が呑めたり、
お説法が聞けたりして素敵なところだよ」
天「すごく面白そう。お坊さんに会いたい!ぼくも行ってくる」
イスムスタッフ「四谷三丁目駅が近いかな。ここからだと30分くらい。気を付けてね」
天「はい!行ってきまーす♪」
地下鉄を乗り継いで…
四谷三丁目で降りて、てくてく歩いて
荒木町商店街をまっすぐ進んで、到着!
檀家制?でも檀家さんじゃなくても入れるんだよね
天「こんにちは、お邪魔しまーす。お線香の良い香り♪」
店員さん「いらっしゃいませ。カウンターへどうぞ」
天「えーっと、席について…お隣さんは虚無僧さん!?」
虚無僧さん「いえいえ、これは一人靜かに呑みたい方に貸してくれるのです。
他にも山伏の頭襟(ときん:山伏装束で頭に被るお椀状のもの)
や法螺貝、尺八もありますよ」
天「すごい!なかなかできない体験ですね」
天「お店の中にお仏壇もある。お参りさせて頂いて良いですか?」
店員さん「はい、どうぞ。日に2回、読経と説法もありますよ」
天「本格的ですね」
店員さん「はい。夜のお寺ですから」
天「なるほど!店員さんはみんなお坊さんなのですか?」
店員さん「はい。みんな現役です。宗派も様々ですよ」
天「宗派を超えて…素敵ですね」
さて、注文しよう。やっぱり精進料理なんだ。楽しみだなあ。
あ、単位も『円』じゃなくて『縁』なんだ。
店員さん「はい。お通しです」
天「…お線香?」
店員さん「そうめんの素揚げですよ」
天「いただきます。ポリポリポリ…香ばしくて美味しい!これは止まらないですね」
店員さん「お待たせしました。カクテル『極楽浄土』です」
天「うわあ、名前に惹かれて注文したけど、本当に極楽っぽい!きれい!
ほんのり甘くておいしーい」
店員さん「お待たせしました。豆腐の味噌漬けです」
天「見た目も食感もチーズみたいだけど、あっさり味噌味で美味しいな。」
店員さん「お待たせしました。『うなぎもどき』です」
天「来ましたもどき料理!すごく楽しみにしてたんです。いただきまーす♪」
「食感はちょっとモチモチ。山椒が効いてて美味しい。材料はなんですか?」
店員さん「焼き麩とナスと椎茸を練り合わせたものです」
天「全然想像がつかない材料ですね。面白いなあ」
店員さん「お待たせしました『愛欲地獄』です」
天「これもキレイな赤。ハブ酒も入ってるみたいだけど、このスパイシーな味が
そうなのかな。このお酒の注文が入るたびに、お坊さんが『愛欲入りましたー!』
っていうのが、なんかシュール良いですね」
天「沢庵は少し柔らかくてやさしい味。ポリポリの音があんまりしないなあ。
そういえば、精進料理って食べる音を立てちゃダメなんですよね」
店員さん「それも修行のひとつです。実際にお寺で食べる時は透けるぐらい
薄く切るんですよ」
天「透けるぐらい!それでも音を出してしまいそう」
天「そうだ、おみくじを引けると聞いたのですが。あと御朱印もお願いします」
店員さん「恋みくじとふつうのおみくじ、どちらにしますか」
天「えーっと、ふつうのでお願いします」
店員さん「はい、まずはを御朱印どうぞ」
天「ありがとうございます!おおーちゃんと坊主バーって書いてありますね」
店員さん「ではおみくじをどうぞ」
天「なにがでるかな〜『吉』だ。なになに、『英智あるものをつかわす』
すてきなお友達ができるってことかな?楽しみ♪」
店員さん「おみくじはお店の中に結んで行ったり、持ち帰りもできますよ」
天「僕、記念に持って帰ります。燈籠に結んじゃおうっと」
天「そろそろ時間だ。ごちそうさまでした」
店員さん「次回はぜひ読経とお説法も聴いていってくださいね。
木曜限定で上の階で牧師バーもやっていますので、そちらもぜひ!」
天「はい!もちろん。ちょくちょくお邪魔します!ありがとうございました」
坊主BAR 四谷 (ぼうずばー よつや)
〒167-0007
東京都新宿区荒木町6番地 AGビル2F
TEL 03-3353-1032
19:00〜25:00
日曜日・祝日・月曜日定休
読経とお説法は1日2回。
坊主バンドのライブや牧師バンドとの対バンもされています。
詳しい情報は下記Twitterをチェック!
<HP> http://vowz-bar.com/menu.html
<Twitter> https://twitter.com/vowzbar_yotsuya